学  名  STEVIA REBAUDIANA BERTONI
分  類  キク科ステビア属 多年草
原産国  パラグアイ
用  途  甘味料

 ステビアは
キク科植物ステビアから得られた天然甘味料の一般名です。原料は南米パラグアイ原産のキク科植物で、学名を「ステビア・レバウディアナ・ベルトニー」と言います。ステビアの乾燥葉には甘み成分が約10〜12%含まれており、葉を噛んだだけでも強い甘みを感じます。パラグアイでは16世紀ごろから葉を飲料に浮かべて甘味料として利用していました。





16世紀ごろから南米パラグアイで甘味料として使用されていたステビアが日本に導入されたのは、人工甘味料の発癌性などの安全性の問題で次々と禁止になり、人工甘味料に代わる安全な天然甘味料が求められた事が切っ掛けとなりました。

人工甘味料の禁止により、砂糖の使用できない食品等に使用していた甘味料が使用出来なくなり、大きな支障が出始めました。

甘味料専業メーカーとして人工甘味料を生産していた守田化学工業は、“安全性を重要視すれば天然物しかない!”として天然甘味料の研究開発を開始しました。

古い学術文献などを検索する内にフランスで1931年にステビアについて安全性の試験が行なわれていることを突き止め、人工甘味料に代わる天然甘味料になると判断し、パラグアイからステビアの独占的輸入を始め、1971年に世界で初めてステビア甘味料の工業化に成功しました。

同時に、第一次世界大戦時にイギリスで栽培が試みられたが、成功しなかった熱帯性植物“ステビア”の大規模栽培が当社独自の技術により成功しました。

守田化学工業はステビアの品種改良から精製までの技術開発にも成功し、世界に先駆けて開発したレバウディオサイドA高含有品種は日本でも数少ない植物特許も与えられ、全く新しいステビア甘味料の市場を開拓しました。



今ではパラグアイは単にステビアの原産地に過ぎず、栽培の適地でなかったことが守田化学工業の一連のステビアへの取り組みから明らかになりました。

今日、守田化学工業が日本でステビア甘味料の工業化に成功するまでは、ほとんど知られることのなかったステビアが天然のダイエット甘味料として世界に注目される様になりました。

ステビアの製法は砂糖の製法とほぼ同じで、乾燥葉から水で甘味を抽出し、活性炭などで脱色され高純度の甘味成分に精製されます。特に精製工程では化学的な手段は全く用いられておりませんので安心して使用できる天然甘味料です。

開発当初のステビアは苦味の強い味であり、デザートや飲料には使えない甘味料でしたが、長年に渡る品種改良、研究により開発したレバウディオシリーズは、味質も優れ、ヨーグルト等のデザートや飲料の低カロリー・カロリーコントロールに砂糖の代わりとして幅広く利用されています。

また、ステビアは様々な研究機関でその効果が研究されており、糖尿病、癌に効果があるといった学会発表もされ、甘味料だけでなく様々な分野でも注目されてきております。

守田化学工業は世界的にも注目されている優れたステビア甘味料を皆様にお届けできるよう日々邁進していきます。